昨日のポストと時間的には前後しますが、去年の春先に Basement ドアをすぐ出たところに、Patio を作った時のお話…当時、ドアぎりぎりまで芝がはってあったのですが、地面は凸凹、Rockery にはさまれているので落ち葉がその凸凹に溜まって吹き溜まりのようになっていました.
さらに、冬になると雨の多いこの地域、かなりこのあたりに泥濘み(ぬかるみ)ができ、そこを通る度に靴は濡れ、どろがつき、それが Basement の中にも靴と共に運び込まれ…という状態.…というわけで、ここに小さな Patio を作ることにした訳です.
Phase I : 準備作業
この Patio プロジェクト、何が大変だったって、この準備作業が一番大変でした!


最初の数センチはシャベルで掘っても余裕でいけましたが、その後急に岩盤のような固い地面にガチーン!っとぶち当たり、とてもじゃないけれどシャベルでは太刀打ちできず…
結局、Pick Axe
を使って1日に少しづつ...という形で肩 を痛めないように進めておりました(それでも、私はどうも肩を痛めてしまいましたが…).
基本的には、家から庭に向かって 8' 毎に 1''-2'' 程度の slope をつける必要があります. これは雨水が家に向かって流れてこないようにするためで、この slope は結構重要です.そ して、どれだけ深く掘るか…ですが、Concrete paver ( concrete 製のれんがみたいなもの)の下に gravel + sand を 4'' ほど敷く必要があるので、 [paver の高さ] + 4'' 分掘りました.
これ、たかが 7'' されど 7'' でして、家から遠くなるに従って 8'' - 9'' も掘らなきゃいけないわけです.尚、深さの計り方ですが、写真のように rebar か 木製の stake を地面に打ち込んで固定し、そこにたこ糸を結びつけてその糸が 水平になるように、Level を使いながら調整します.
この糸を基準にそこから何インチか? で深さを測ります.
Phase II: いよいよ Paver 設置
まずは、朝から 大きめの pickup truck をレンタルし、お店へ...
gravel はかなり重いので、まずは gravel だけ運んで、残りは午後また取りにおいで...と言われるので、その助言に従うことに.
ちなみに、これまたお店の人のすすめで、当初の予定を変更して、荒めの 3'' gravel + 1'' sand ではなく、細かめの gravel のみを 4'' 敷くことにしました.この細かめの gravel には sand も混じっていて、tamper というツールを使えば、比較的簡単に目が詰まってきれいに地ならしができるそうです.
※50 sqft ほどのスペースで、 3/4 cu yard の gravel を購入.全部は使わず、たぶん 1/8 cu yard くらい余りました.
インストール方法としては、まず芝とpatio 部分の間に 黒いプラスティック製の edging material を設置します. これによって、将来 芝が paver の間をぬって生えてくることをかなり防ぐことができます.
次に、 雑草防止用の landscaping fabric を敷き詰め、その上から gravel をシャベルでまんべんなく運び入れます.非常に重いので、トラックを *すぐそこ* まで持っていって作業するに限ります! デリバリーしてもらえたら、それこそいっぺんにどさっといれてもらえたんだろうけれど、うちはスペースがなくて、自分達でシャベルでやりました.
半分くらい入れて、一旦 tamper で地均しし、しっかりしきつめた後、また残りの半分をいれて、また temper で gravel をしっかり固めます.ちなみに、きれいに表面を平らにしながら、しかも slope をつける必要があったのですが、これには 2x4 の木材が役に立ちました.
お 次は、いよいよ paver.
うちは今回 1 layer ずつ売られているものにしたため、5 layer を購入 (= 57sqft). これまたレンタカーで運びいれました. 大した量には見えなかったけれど、いざ unload しはじめたら、いや腰が痛いのなんのって.
そ の後、夕方暗かったのですが、どんなレイアウトがいいのか、いろいろ試してみました. 結論から言うと、周りをぐるっと縁取りした後、右斜めにむかって並 べることに. ドアからまっすぐ水平に並べてもよかったのですが、斜めにした方が周りの organic shape の landscaping rock になじみが良いような気がして...
んでもって、翌朝、ずらっと切らずに並べられるところは全て並べてみた図がこちら.
だんだんそれらしく見えてきました(わくわく)


そして...
2時間ちょいかけて、tile saw (= wet saw) でひたすら空いているスペースに合うように、paver を切って、切って、やっと完成!ちなみに、paver は 2 1/4'' の高さがあるのに対し、私達が友達から借りてきた saw は 7'' blade, つまり 1 3/8'' 程度の高さしか切れません.
最初は、10'' blade の wet saw をレンタルしようかと思ったんですが、ちょっと手間だけれど、 7'' blade の saw で、上からと下からと2回にわたってきれば、結構きれいに切れ、側面の切り口も目立たないことから、節約のため 手持ちの saw を使うことに...
いや、もう wet saw で、しかも 最大の高さに切り込みをいれるために、safety/water ガードをはずして使用したため、もう頭から足元までみごとに concrete dust + 泥水まみれに...(笑)
でも、結構きれいに仕上がって、非常に満足.


最後の仕上げは継ぎ目に 細かい砂を入れる作業. 私たちが買ったのは、ちょっと特殊な sand で、継目に sand を入れた後、ホースの spray アタッチメントを使って、霧のような spray を何度もかけます. これにより、この sand がかなり固まって、雑草が非常に生えにくくなります(実際、2年たった今も雑草とは無縁!).でも、あくまでも sand なので、paver が割れたりして修理が必要な場合は、マイナスドライバーなどを使えばすぐに paver を取り外すことができるので、モルタルで permanent に固めてしまうより断然お薦めです!
ただ 外気が 60F で、しっかり paver が乾いた状態でやらないと、少しでも湿気があるとこの sand はすぐ固まってしまうため、気をつけてください.
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