それ以来、毎冬ときどき薪を入れて、暖炉からも暖をとっています.
Wood stove って何?という方もいらっしゃるかと思いますので、まずは簡単に説明を.

最近は、比較的お手頃な値段で、写真のような素敵な fireplace screen をオンラインで見かけます.
ただし、open fireplace の場合、火を入れても、*すぐそば* にいないと、あまり暖かくない場合も少なくなく、部屋全体を温めにくい場合もあります.
一方、wood stove は、cast iron でできているため、火を入れ温度が上がってくると cast iron が温まり、そこからの熱で部屋全体に効率的に暖気が行き渡ります.

暖気は上へ上へと上がっていくので、一番効率的なのは、2階建ての1階部分、しかもなるべく家の中心部分に wood stove を配置することでしょうか(煙突もね). こうすることで、1階も2階も、家全体が十分温まります(うちの義両親宅はこのレイアウト). 我が家は残念ながら2階部分、しかも外壁に近い部分に fireplace があるのですが、これでもちゃんと効果ありです!

うちは、fireplace insert という「もともとある fireplace に合うサイズのものを設置する」タイプにしましたが、左の写真のような stand-alone タイプもあります.
一方、wood stove 以外に、gas stove, pellet stove というものもあります.
gas stove は、薪をくべなくていいのが利点.
pellet stove は、見た目は wood stove に非常に似ていますが、wood stove よりもより少ない燃料(pellet)で暖をとれ、効率的なところが長所.
では、なぜ我が家は wood stove にしたのか?
(1) 燃料はなるべく自然の燃料を使いたかった.
(2) 停電時/災害時にも暖をとれるよう備えておきたかった.
(3) うちにはガスがきていない(なので、セントラルヒーティングの燃料はオイル).
(4) 薪ストーブからの熱は、セントラルヒーティングの温風よりも暖かい!

一方で、storm の恩恵もあり、数年に1度は近所の人が大きな Fir の木を切ったりするので、それを薪として頂くことも多いです. 自分達で薪割りをしたくない場合は 1 cord $200 くらいで購入できます.薪は、庭の隅に積み上げておけば OK. 多少濡れても、室内に数時間おけば大抵乾きます.
pellet stove の場合は、燃料となる pellet をその都度購入する必要があるし、購入後も濡れないように保存しておく必要があります.
□ 日本では、どの家にもガスがきているのは当たり前ですが、この辺りは以外とガスを引いていないお宅も意外と多いです. お金を払えばもちろん引けるのですが、そうすると furnace や hot water tank などをガス仕様のものに買い換える必要が出てくるので、今のところはその案は保留中.

wood stove の難点は、薪を随時家に運び込まなければいけない点ですが、英語のことわざ?で、こんなものがあります.
Wood... the fuel that warms you twice.
でも、我が家では twice ではなく thrice だと言っています(笑)
「wood は (1) 薪わり (2) 薪運び (3) 薪燃やしと、3回人を温めてくれる」
○ Pine は、あまりたくさん使うと煙突ないに樹液がこびりついて後で大変だという話を聞きますが、短時間で軽めに燃えるので、少量ならば春先のまだ寒い時期に使うにはぴったりの fire wood です.
○ Cedar は、ものすごく火が付きやすく、燃えやすいので、火を起こすときにはもってこいですが、あまり長時間燃えてくれないので温まりにくいのが現実. なので、Cedar は 細長く切って kindling (焚き付け用)として使うのがベストかと思います.
○ Fir や Madrona など固い木は、長時間燃えてくれるので真冬には最適です. 我が家は今年は Fir を使っています. ただ、逆に火がつきにくいので、cedar などを使ってしっかりと事前に火を起こしておく必要があります.

我が家は 一昨年 craigslist を通して購入した際、1/2 cord くらいしか配達されず、積み上げた薪の全体幅/高さ/奥行きを測った上で、「これじゃあ 1/2 cord しかないので、当初の1/2 の値段しか払えないよ」とデリバリーのお兄ちゃんと話し合わなければいけなかった経験があります…
また、通常 fire wood は、木を切ってから最低 1年くらいはおいておいた cured firewood でないと燃えにくいため、切ったばかりの薪はその年には使いにくいことも覚えておくと良いと思います.
以上、wood stove のススメでした.
4 comments:
wood stove、いいですよねぇ。うちの暖炉を使うと、外の冷気が入ってきて余計に寒い気がして、ほとんど使ってません~。あの火の見た目のあたたかさは好きなんですけどねぇ。
それにしてもFirewoodの違い、全然知らなかったので勉強になりました!
そうそう、オープンの暖炉は場合によって外気が入ってくるのが難ですよね. 一応、wood stove であっても、空気調整 vent を開けたままにしておくと、同じようなことが起こり、微かな灰の匂いが入ってくることがあるのですが、火が入っている間は大丈夫です.
そうそう、私も火の見た目の暖かさがほしくて、ガラス扉つきの wood stove にしました. でも、こまめにきれいにしないと煙で真っ黒になっちゃって、何も見えなくなってるんですけどね(汗)
firewoodの存在を知らなかったので、目から鱗でした!熱で部屋全体がじんわり暖かくなるのはいいですね!寒いシアトルでは大活躍出来そうですね!私も暖炉のあるリビング、とっても憧れるのですが、ここではまったく必要ないのがとっても残念です。
虹色さんは、ハワイなので、wood stove とは縁がないですよね~ LAでもあまり見かけなかったのでは?
今日もかなり寒かったので、実は夕方から wood stove に火を入れてました. ぬくぬくと暖か~い中、我が家の猫も気持ちよさそうに寝てました(笑)
ハワイのクリスマスは、Tシャツ+短パンで過ごせてしまうのでしょうか?(うらやまし~)
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