Dec 11, 2009

2nd バスルーム (2)

さて、2nd バスルームのリモデル.

前回は、下水配管をインストールする話でしたが、今日は「窓の取り付け」です.

もともと、バスルームを作ろうと決めたスペースには、小さめの窓がついていましたが、最終的には窓の外に「箱庭」のようなものを作って、外の景色を眺められるお風呂にしたかったので、窓を大きなものに取り替えることにしました.

また、トイレ部分からも外が眺められるように、もともと壁だった部分に穴をあけて、細長い casement window をつけることに.

Before
After


(1) まず、窓をオーダーするところから始めます.

我が家の場合は、両方とも custom size だったので、知り合いを通して milgard という会社の窓を注文しました(注文してから、2-3週間待ちました).

  ただ、もしお店 (home depot や Lowe's) で売っている standard size に限りなく近いのであれば、frame のサイズをそれに合わせて、standard size の窓を使うが一番 cost effective だし、待ち時間も必要ないので、おすすめです.

  尚、一般的には awning や casement スタイルの窓は、sliding や single hang スタイルに比べると、値段が高くなります (窓のタイプについては、milgard のページを参考にしてみてください).


(2) さて、いよいよ窓を取り外します. まずは、siding から…

  我が家は、実は vinyl siding なのです… オリジナルの cedar wood siding の上に断熱材をつけ、その上から vinyl siding がインストールしてあります.

  よって、まずは vinyl siding を小さな crowbar を使ってはずしていきます. 












(3) 
次に、内側から新しい窓用の opening をあける準備をします.


  …がその前に、まずは window frame の仕組みについてざっとおさらい.

 
まず、窓のすぐ上につける Header. これ重要です(たしか、家の重みが窓の上部に直接かかるのを防ぐため??).

一般的なサイズの窓であれば、2x6 木材を2本、大きめの窓ならば 2x8, 2x10, 2x12 を使うことをオススメします.

一方、Jack stand という両横のフレーム、及び window sill という窓の下につけるフレーム部分には 外壁から内壁までの長さによって、2x n 木材 (n={4,6,8,10,12}) を使います.

ちなみに、なるべくこの時点で、window sill をはじめ全てのフレームが、まっすぐ水平/垂直にインストールされていることを確認しておくと、残りの作業がずいぶん楽になります.


  これらフレーム用 2x n 木材を Framing nail を使って、インストールし、その後、その内側を sawzall などを使ってカットして、opening を作ります.



  尚、この opening は、新しい窓のサイズぴったりではなく、1/4 inch 程 大きめに、余裕を持たせて切ってください. ぴったりサイズに切ってしまうと、木材が気温などにより伸び縮みするのに対応できず、将来窓のゆがみなどを引き起こすこともあります. 

  窓をインストールする際に 隙間に Shim を挟むことで細かい調整が可能なので、ご心配なく. この時点では Rough Opening をあけることを念頭に.













※ 外壁の一部は 家全体を重みを支えている可能性があるので、念のため Opening をカットする前に 4x4 木材をつっかえ棒として使い、床と 4x4 木材の間にジャッキ(レンタルしました)を入れて、天井の beam を支えておくのが安心です.

また、私たちのように思いの他時間がかかって、作業を翌日に持ち越さなければならなくなった場合は(笑)、下の写真(右)のように、テンポラリーで手持ちの plywood などを使って窓の opening を塞いでおきましょう.











(4) さて、お次は moisture barrier (waterproof membrane) をセットします. 雨水が隙間から入ってきた場合にフレームの木材まで染み込まないように、また室内まで雨水が入り込まないようにするためのものです.

まずは、tar paper (黒い防水加工してある紙) で opening の周りを一周ぐるっと囲み、staple で止めていきます. tar paper の代わりに、self-adhered membrane を使っても構いません.











(5) 次に、いよいよ窓をインストールします.

 まずは、opening に窓をはめ込む test fit を行います. ここできつすぎないかどうか要チェックです. ちなみに、窓は *外側から* はめ込みます.

 上記で フレームが水平/垂直であれば、大抵の場合、test fit した時点で窓枠も 水平/垂直に近い状態である場合が多いですが、場合によっては Shim を使って左右、上下の隙間を埋めつつ、全てがまっすぐインストールされることを確認してください.

 test fit が終わったら、一旦 shim を外し、窓をはずした上で、窓の nailing fin 部分に窓用の防水コルクをしっかり絞りだし、外側からフレームにはめ込みます.

 このコルクが固まってしまう前に、素早く test fit で使った shim を上下、左右に入れ窓をまっすぐな状態にした後、nailing fin にある穴に nail を打ち付け、窓を外壁にしっかり固定します.













(6) 窓がしっかり固定できたら、中から窓を開け閉めして、再度歪みなどがないかをチェックします.

  それが終わったら、今度は nailing fin の上から self-adhered flashing 剤を張り付けます. これも moisture barrier の一種で、雨水が中に入ってくるのを防ぐ役割を果たします.

尚、この self-adhered flashing ですが、どの製品もシールのように裏についている紙をめくり、ボンド剤のついている面を窓のフレームの周りにつけていきます. 当初私たちは知らなかったのですが、後々夫の従兄弟から Vycor という製品が一番オススメだと聞きました.




(7) さて、今回、我が家は、上記の窓のつけかえと共に、新たに細長い casement window を入れました. 要領は基本的に、上記の付け替えと同じです.

























(7) さぁ、ここまで来たら、あと一歩で完成です.

  最初のステップとは逆で、siding を新しい窓の周りに戻して行きます.

 wood siding の場合は、chop saw または skill saw などで切っていけば良いですが、我が家は vinyl siding なので、1つ1つ tin snip を使って手でひとつづつ切りました.





In Progress

After


以上、窓の付け替え、新規インストールでした♪

尚、ここではカバーしきれなかった詳細は、オンラインで "How to install window" などをキーワードに探すと山ほどサイトが出てきますので、一番わかりやすいと思うものを選んで、それを参考にしてくださいね(たとえば、こんなの とか こんなの.)


バスルーム リモデル シリーズ、まだまだ続きます…

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