Dec 14, 2009

2nd バスルーム (6)

さて、2nd バスルーム シリーズもそろそろ終盤にかかってきましたよ.

壁を立ち上げ、電気周り、水周りのインストールが終われば、今度は「壁/天井を閉じる」作業 および 「床材を入れる」作業に入ります.

ちなみに、バスルーム全体のレイアウトは左の図の通りです(クリックすると拡大されます. ちょっと scale がずれちゃっていますが、ご勘弁を!).


今回、wet room (タブ&シャワー)には、

壁: 白いっぽいベージュの 12x12 タイル
床 : チャコールグレーの 1x1 タイル

dry room (シンク&トイレ) には、

壁: Drywall (一般的に使われるペンキを塗れる壁材)
床: チャコールグレーの 12x12 タイル (wet room の床タイルと同じ色)

天井は、両 room ともに Drywall

…にすることに決定.











□順番として、まずは天井を張るところからはじめます.

 Home Depot で Drywall Lifter なるものをレンタル. Drywall は 4' x 8' サイズと大きく、しかも結構重いので、この器具は必須.

 基本的には、この Lifter に Drywall を載せ、クランクを回して天井の高さまで持っていき、ちょうど良い位置に合わせたら、ドリルで drywall screws を天井の joist に取り付けていきます.

 ただ、以前も書いたように、古い家のため外壁沿いはまっすぐでない部分もあって、Drywall をそれに合わせて斜めにカットしなければいけません. また、今回のように recessed can light を入れる場合には、それ用の穴もあける必要があります(これが結構やっかい!).

 しかも作業は、全て自分の頭の上のレベルなので、途中腕がプルプルと震えてきて(笑)、休み休みでないと作業が進まず…  また、Drywall を切ると、石膏の粉が落ちてくるので、サングラスとマスクをしながらの作業で、あまり楽しい作業じゃありません(汗)














□ 次は、壁にドライウォールをインストールします.

 壁の場合も基本は同じですが、天井よりはかなり楽です. 壁のみならば、drywall lifter は必要ありません.

 ただ、電気プラグやスイッチ用の穴をその都度あけていく必要があるので、それが面倒かも.



 以下、ドライウォールを設置するための基本 tips です.



・まず天井が先、壁はその後に.

・壁: Stud に沿って縦にインストールするのではなく、stud に垂直に渡すように設置するのが望ましい.

・天井:joist に沿わせるのではなく、joist に垂直に渡すように設置するのが望ましい.

・なるべく大きいピースを使うことで、将来 継目の補正をしなければならない箇所を減らすことができます.




・Drywall を切る方法ですが、直線を切りたい場合には、カッターで切り目をまっすぐに入れ、机や壁の角を利用してぽきっと 90度に割ります. その後、裏の紙部分をカッターで切ればOK.


 電気プラグやスイッチ用に穴を開けたい場合には、drywall saw を使うと便利です. おもしろいように切れます.
 
ただ、この場合、2-3回端から穴までの距離を測って、よぉく確認してから切ります. この穴の位置うまくあけるの、意外に難しいです. あと、後から補正できるとはいえ、なるべく小さめに穴をあけて、必要に応じて大きくしていく方がいいかも.



 
・Drywall の長い方の辺は、通常 tapered (端の 1~2cm の厚みが少し薄い)状態になっています. これは、この後 tape や joint compound (mud とも呼びます)で埋めて、つなぎ目をスムーズに するためです.

 一方、短い方の辺は Butt と呼ばれ、tapered されておらず、Drywall の本体と同じ厚みのまままっすぐです.

 よって、複数の Drywall パネルをインストールする際には、継目が極力 butt と butt もしくは tapered と tapered となるように、事前にレイアウトをよく考えておくと良いです.




□ さて、この後は taping & mudding 作業に入ります.

  この作業、私たちが慣れていないというのもありますが、ひたすら天井/壁がきれいなすべすべの表面に仕上がるまで、mudding と sanding を繰り返すので、かなーり時間がかかりました.


 作業としては、drywall の継目に tape を張り、その上から joint compound (mud) を塗って、全体を1枚のきれいな壁/天井に仕上げていきます. mud を塗った後一晩ほど乾かしてから、ヤスリブロックで表面のギザギザをとりスムーズにする…をひたすら繰り返す訳です.

 …というのも、どう頑張っても、1ヶ所きれいになったと思ったら、その周りがぎざぎざ…なんてことはざらで、なっかなかスムーズな表面に仕上がらないのです. 


 Sanding も作業自体は簡単なのですが、頭の上から joint compound の乾いた粉が降ってくるので、決して楽しい作業ではなく…

 今回の経験で、「次回 drywall を使う際には、業者を雇おう」と固く誓った私と夫でした…(爆)







 さて、この madding & taping & sanding に必要/便利なツールを少し紹介します.
 
 まず、広い表面積をカバーするには、幅が広めのscraper が便利. 幅の狭いものは、小さい箇所のタッチアップに.

 また壁と壁の間にあたるコーナーは、以下のような corner 用の scraper があると断然楽です.

 個人的に、scraper はプラスチック製よりも金属製の方が変に反らず、使いやすいと思います.


 sanding 用には、上の写真にあるような棒のついたタイプ(先端にヤスリ紙をつける)だといまひとつ力が入らないので、sanding block の方が圧倒的に使いやすいし、仕上がりも良いです.













かなりざざーっと説明してしまいましたが、長かった drywall 張りもこうしてようやく終了し、その後、壁/天井にペンキを塗りました.

ここで注意ですが、そのままペンキを塗っても、drywall の表面にペンキがぴったりくっついてくれないため、Primer という下地をまず塗らなければいけません.

Primer 1~ 2 coat の後に、ペンキを 2 coats 塗ると、かなりきれいに仕上がりますよ.


次回は、いよいよタイルです.

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