
ところが… 調べてみると、Roman Shade の裏側にある string の間に頭を突っ込んだりして、乳幼児が死亡する事故が何件かあり、 Roman Shade はナーサリーには向かないことを発見…
カーテンにしようかとも思ったんですが、生地は Roman Shade 用に買ってしまっており、カーテンにするには足りないし、見た目の好みなどいろいろ考えた末、 Roller Shade を使うことにしました.
Roller shade でも、string を引っ張るタイプがありますが、私が選んだのは、string は一切なし. ばねを使ったタイプなので、引っ張ることで shade を上げ下げできるタイプです.
ただ、 たかが Roller Shade とはいえ、かわいい布地タイプのものを購入しようとすると、結構お値段が張ります…
既に、布地も買っちゃったし、どうしたものか? と悩んだ末、思いついたのが以下の 市販の vinyl roller shade を使った mod です.
材料費は、約 $25/shade とリーズナブルで、自分の好きな布地を使えるし、おすすめです♪
(ただし、この shade がどれくらい長い期間 壊れずに使えるか… そこが気になってます…)
Roller Shade Makeover
材料 (w35 1/2'' x h53'' の窓、inside mount 用)
- 市販の vinyl roller shade. $5/shade
(私は 幅 37 1/2'' x 長さ 60'' のものを Lowe's 購入して、お店で幅を 35 1/4'' に切ってもらいました.)
- roller shade 取り付け用金具. $1.00/set
- フランネル生地 (35'' x 55'') $5.00/yard
- 好みの布地 (35'' x 55'') $9.00/yard
- Fabric adhesive spray(布地用スプレーのり)
- Fabric glue (布地用のボンド)
作り方
1) まず、 roller shade を取り付けたい窓の上部、両側に 取り付け用金具を設置し、お店で必要な幅に切ってもらった shade を吊るして、 shade がきちんと機能するかを確認します.

尚、この際に、roller shade の直径が、フランネル+表面に使う布地を貼り付けることで、2-3倍に膨れ上がることを考慮し、金具を設置するようにしてください. 私の場合は、窓の内枠から 1''強下げて、金具を設置しました.

それがおわったら、shade を一番下まで下ろし、長すぎる場合は、 どれくらいの長さにしたいのかを決めて印をつけます.
2) 通常、shade の一番下にはプラスチック製の細長いおもり棒が入っています.

この余分に取った 1''-2'' は、新たに shade の一番下に、おもり棒をいれるポケットをつけるためです.
vinyl sheet を切ったら、ミシンのジグザグ縫い機能を使って、このおもり棒をいれるのに必要な幅を確保し、その外側を縫います. 縫い終わったら、おもり棒を元のように入れておきます.


3) 次に、フランネルと表面に使う布地を必要なサイズに切る作業を行います.

ちなみに、防寒機能には、フランネル以外に、薄手のフリースや、シルバーの 防寒 lining 素材が入ったものを使うという手もあるかと思います. ただあまり厚手の素材だと、roller を巻き上げた時に直径がすごく大きくなってしまうので、ご注意を!

フランネル生地は、vinyl shade の幅より 両側 1/4'' くらいづつ短め、長さは折り返し分 1''-2'' 余分にとった上で裁断します.
一方、表面に使う布地の方は、 vinyl shade の幅より両側 1/8'' くらいづつ長め、長さは折り返し分 2''-3'' 余分にとってください.
また、切る前に、布の端のほつれを防ぐために、それぞれの辺につき、二つ折りに必要な分(1/3'' 程度) 余分にとってから、切るようにしてください.

裁断が終わったら、表面に使う布地のそれぞれの辺を、アイロンを使って二つ折りの線をつけ、その上からミシンで縫っておきます.
尚、上記作業が終わったら、フランネル、表面に使う布地共に、以下の写真のように 細長い芯に巻いておくことをおすすめします. この作業をしておくと、後で布をスプレーのりの上から接着させるときの作業が、ぐーんと楽になります.
私は、上記で切り取った余りの vinyl sheet を丸めて芯にして使いました.


3) 上記ができたら、いよいよ組み立て作業開始です!

次に、換気の良い場所(屋外が一番良い)に、 roller shade を持っていき、 fabric adhesive spray をまんべんなく吹きかけます.

こつとしては、あまり一ヶ所に集中して吹きつけるのではなく、 vinyl sheet から 6''-7'' 離して、薄めにまんべんなくスプレーを吹きかけること. 後から見渡して、足りなさそうなところにはさらにスプレーを吹きかけます.
4) スプレーをし終わったら、確保しておいた平らなスペースに shade を移動させ、まっすぐに伸ばして置きます.

その後は、片手で芯にまかれたフランネルを少しづつ広げながら、もう1つの手で丁寧にシワにならないように伸ばし、数インチづつ接着させていきます.

shade の一番下までたどり着いたら、とりあえず折り返し部分はそのままにしておきます.

必要に応じて、fabric glue を使って、足りない部分も vinyl sheet にしっかり接着させるようにします.
5) ここまでできたら、あと一歩.

個人的には、シワ1つなし…の状態に仕上げるのは結構難しいなぁと感じました. 特に、のりが乾いてくるとどうしても布が縮んで細かいシワができてしまいます(これを防ぐ、なにか良い方法はあるのかな?)
なので、特に初めてこのプロジェクトをする場合には、無地の布地を使うよりは、柄物の布地を使った方が細かいシワが目立たなくて良いかな?と思います…(笑)

6) あとは仕上げのみ!

まずは、フランネル生地を、表面に使う生地より 1/2'' ほど短く切ります. その上で、両者を shade の裏側に折り返し、fabric glue を使って、裏側にしっかり接着させます.
これが終わったら、15分~30分くらいこのままの状態にして、のりを完全に乾かします.
乾いたら、写真のように上からぐるぐると巻き込んで、ロール状にします.
右下の写真のように、2枚の布地を足したことで、結構直径が大きくなりました.


そして、窓のところに戻り、取り付けておいた roller shade の金具に shade を設置して、再度 roller がうまく動くかどうかを確認して出来上がり! です.




7) おまけ…

Balance 作り
材料
- (奥行き) 3/4'' x (幅) 窓の内枠の長さ+1'' 位 x (高さ) 2'' くらい の木材
- 余りの共布(幅: 窓の幅+3''-4'' x 長さ: 10'' 位)
- staple gun
作り方
7-1) 余りの共布を巻き上げた状態の roller shade の上におき、どれくらいの長さが必要かを決めます(私は表から見た部分を 高さ 7'' x 幅 38 3/8'' にしました).
また、左右両端から木材が見えないように、木材の幅+αを足してください.
左右両側と下側に、ほつれ防止のため 三つ折りにするための長さを足して、布地を切ります.
ミシンで、この3辺の三つ折り部分を縫い押さえておきます.


7-2) staple gun を使って、木材に 上記の布地を止めていきます.
止める場所は、表面に staple が見えないように、木材の上部、そして裏側が良いと思います.
尚、この時点では、木材の両端を隠す部分はそのままにして、staple では止めないでおきます.


7-3) staple で止め終わったら、表面に出る部分の布地をめくって、ドリルで小さな穴を 2ヶ所開け(いきなり screw をドリルでねじこんで、木材が割れてしまうのを防ぐため)、そこに長めの screw を1つづつ軽く取り付けます.


その後、roller shade を取り付けた窓の窓枠上部の中心と、この木材の中心を合わせ、バランス布地がちゃんと roller shade を隠す高さにあることを確認した後、このネジを窓枠に届くまでしっかり締め、バランスを窓枠上部に固定します.


7-4) 布地を下ろし、両脇のひらひらしている部分を、staple gun で止めれば バランスの出来上がり♪

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