
チューリップはまだ咲いていますが、ヒヤシンスと水仙はもう花も終わりです.
ところで、今日のお題は "Natural Fence".
要は、植物を使ったフェンス...というような意味ですが、我が家の例を2つほどご紹介しますね.
まずは、うちの前庭と道路の間ですが、

でも、そこまで車通りも多くないし、できれば木のフェンスを建てるよりも、比較的背が低めの shrub を使って、視覚的にはなんとなくフェンスがある感じ、入りにくい感じが出せれば...と思って、3年ほど前にいろいろリサーチした末、 Evergreen の Ceanothus (通称 california lilac) "Dark Star" を植えました.
ちなみにこの Ceanothus を選んだ理由としては...
■ 家から離れていて、夏は日当りが良いため非常に土が乾燥するエリアであることから、drought tolerant であることが必須(でないと、水やりが大変!)
■ あまり背が高すぎず、最高 5'-6' までしか伸びないもの. そして、冬もある程度目隠しになりょうな常緑樹 (EVERGREEN) であること.また、10年も待っていられないと思ったので、成長が早いタイプの Shrub を探しました.
ちなみに、同じ Ceanothus でも、よく店頭で見かける "victoria" 種は縦横かなーり大きくなりますのでご注意を!
(ここで注意なのですが、成長が早く常緑 shrub でフェンスに頻繁に使われる植物は他にもいろいろありましたが、多くのものがものすごく背が高くなってしまうため、毎年かなり刈り込まなければいけなかったり、一度植えると後で別のものを植えたくなっても、根がすごくはって、掘り起こすのが大変で、結局その shrub をキープせざるを得なくなる...という話もよく聞きます. ローレルなどがその代表. Shrub を選ぶときには、くれぐれも植えた後のことも考えて慎重に!)
■ 私の場合、できればきれいな花が咲くものがよくていろいろ探しました.そんな中、私はこの鮮やかなブルーの花に惚れ込んで、ceanothus で、5'-6' にしかならない品種を探した結果、"Dark Star" 種に決めました.
ちなみに、"Dark Star" は葉っぱが他のものに比べると小さめで、葉の色もその名の通りダークです.
Ceanothus の唯一の難点は、transplant (移植)に非常に弱いこと.一度植えたら、その場所から動かそうとしても、枯れてしまうことが非常に多いので注意です.
■ 私は、運がよいことに、1 gallon の鉢を Home Depot か Lowe's で $6-$7/鉢で入手できました. 特に成長が早い Shrub なので、以下の before & after の写真を見ていただくとわかる通り、3年ほどでかなりのサイズになりますし、わざわざ高い 5-10 gallon の鉢を買うよりも、1 gallon の鉢から始める方が経済的でいいのでは?と思います(特に、natural fence を作りたい部分の距離が結構ある場合、値段もかさみますし).
ちなみに、今年で3冬を超して4年目に突入する 我が家の ceanothus. 高さ 3'-4' , 幅 4' くらいに成長しています.
Before![]() | After![]() |
次は、ドライブウェイ沿いのコンクリートフェンス(壁)沿いの例です.

ただ、ドライブウェイとこの壁との間にはあまりたくさんの planting space はなく、これまたかなりのリサーチを重ねた末、以下の 2種類の植物を選びました.
(1) Noble Privet
(2) Evergreen Clematis "snowdrift"
これらを選んだ理由としては...
■ あまりドライブウェイ側にはみ出さないような幅の狭い Shrub であること、そして Evergreen であることが第一条件でした.
この Noble Privet は、 高さ 8'-10', 幅 3' 程度にしか成長しない常緑 Shrubで、東向きの壁なので朝のみの日射でもサバイブしてくれるものを選びました.
なるべくコンクリートの壁が見えなくなるように、2' - 2.5' 感覚で植えてあります.

あえて言えば、この evergreen clematis は一度根付くとかなりアグレッシブに蔓をのばすため、お隣の庭に侵入していかないように、多少目を見張って、必要に応じてつるを切っていく必要があります.
左の写真は、4-5年前に Clematis を植えたばかりの時の写真です.
■ さて、あれから 4年ほど経ち、Clematis も上の写真のようにものすごくたくさんの花をつけてくれるようになりました! おまけに、とっても良い香りがします.
ただ、最初の計画ではドライブウェイの半分くらいにしか Privet + Clematis を植えなかったため、下の「After」の写真のように、真ん中部分が空いてしまっています...(悲)
そこで、去年 Noble Privet をその隙間にさらに追加し、この春は Clematis の花が終わるのを待って、蔓をもう少し左側の空いてしまっている空間に延ばしたいと思っています.
Before![]() | After![]() |
Natural Fence は、慎重に植物を選びさえすれば、その後は根付いてくれれば水やりも最低限で良いし、手入れも楽です.
木のフェンスだと、どうしても数年に一度はステインやペンキを塗り直したりする必要があるので、個人的には緑や花も楽しめる Natural Fence はおすすめです!
No comments:
Post a Comment